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3月17日に
「高校ストリートダンス選手権 第3回予選」を観てきました。

予選の観戦記というよりも、私がいいなぁと思った2チームのことと、予選を1回から3回まで観て思ったことを書きます。

高校ストリートダンス選手権 第3回予選

概要

会場:藤井寺市立市民総合会館パープルホール大ホール
開演:13:30
出場チーム:43
決勝進出チーム:10

予選は全部で3回開催され、それぞれ上位10チームずつが決勝へ。
決勝は、4月28日に同じパープルホールで行われます。

12:50

パープルホールに到着。

進行は、

Aブロック
休憩
Bブロック
休憩
結果発表

と進み、終わったのが18時頃でした。

私はラッキーなことに、2列目の真ん中という凄くいい席で観ることが出来ました。

1位通過は、北九州市立の N9SD CREW。
結果の詳細は下記サイトで確認出来ます。

https://www.dancedelight.net/report/115/

いいなぁ、と思ったチーム

予選3回目。
出場43チームの中で私が特にいいなぁ、と思ったのは、

・京都文教 アカミズキ
・泉陽 フレズノ

アカミズキさんは、構成が良かったしレベルの高さを感じたのもありますが、なにより全員が楽しく踊っていたのが良かったです。

チームの気持ちが一つになっているのが一人一人の表情から感じられ、全員の一丸となった気持ちに触れたような気がして、終盤、感動して涙が出てきました。

予選を3回通じて観てきて、感動したり上手いと思ったチームは他にもありましたが、涙が出たのは アカミズキさんだけでした。

レベルが高いチームが優劣を競い内容が拮抗した場合、私が思うに、最後は気持ちを強く持ったチームが勝つと思います。

私はダンスに詳しくないので技術的なことは分かりません。

ただ、素人の私でも、演じている人の気持ちを感じることは出来ます。

やっぱり、最後は気持ちじゃないでしょうか?

 

フレズノさんは、動きを止めるような振付やステージを広く使ってパントマイム的な魅せ方が面白く、最もオリジナリティを感じられて良かったです。

ダンスの技巧的な面だけでなく「魅せる」ことを意識したチーム。

私はこういうチームが好きです。

たった5名でも、工夫すればこれだけのことが出来るということを証明してくれたような気がします。

あと、驚きのようなものとかストーリーの展開とかで観客を楽しませるような何かがあれば、決勝でも十分入賞を狙えると思います。

予選の感想

ここからは、予選を3回観て思ったことを。

表情って大事

3回とも良い席で観れたこともあり、演技中の皆さんの表情をハッキリと観れました。

それで思ったのは、表情って大事、ということ。

何校か初参加というチームを観ました。

仕方のないことですが、ダンスを最後まで踊ることが目標というのが凄く伝わってくるんです。

それはそれでいいことだと思います。

ただ、観ている側としても、その目標が達成されるようにと願うような見方をしてしまう。

それから、20名を超える規模のチーム。

人数が多くなると、それだけ気持ちを一つにまとめるのは難しいんだろうなぁ、というのが、よーーーく分かりました。

例えば、センター付近のおそらくキャプテンとかその周りは表情がしっかりしていて輝いている。

でも、端の方の部員さんは自分の踊りに集中していたりセンター付近の人達とは違う方向を見てたりする。

つまり、チームの気持ちが一つにまとまってないのが、表情を見ているとよく分かるんですよね。

30名以上のチームのキャプテン。

キャプテンやってるだけでも凄いと思いますよ。ホント。

私には出来ないもの。

強豪校と言われている学校。

ダンスのテクニックだけではなく、数十名もの部員を統率するだけの体制と運営力。

それは長年の経験の積み重ねの上にあると思います。

演技中の間(ま)

表情の次に思ったのが、演技中に次の行動に移る時の間(ま)、です。

演技中に部員さん同士がぶつかる場面を見ることはあまりありませんが、今回、前後で入れ替わり交錯しようとしてぶつかりそうになっていた場面がありました。

あと、一つの振りが終わり次の場所に入ろうとして、一旦ハッキリと確認してから入っている場面も見ました。

強豪校は当たり前のようにこなしているので気付きにくいですが、淀みなく流れる水流のような自然な動き。

これが出来ていないチームというのは、一言で言えば練習不足だろうと思います。

それからコミュニケーション不足もあるでしょう。

次の場所を見てから動くのは、時間的なロスはそれほど無いとは思います。

ただ、それだと妙な間が出来てしまい、観ている側にそれが伝わってくる。

「あ、今、見たな。」

と思ってしまうと、もうそのダンスが楽しむものではなくなる。

先ほど挙げた、ぶつかりそうになった場面もそう。

ぶつかりそうになって、お互いがハッとして妙な間が出来ていました。

ただ、ぶつかりそうになったのに回避して最後まで気持ちを繋いで踊り切ったのは良かったと思います。

そのような僅かな間さえ感じることなく最後までしっかり踊り切れるのが、全国大会で入賞するような強豪校、だと思います。

以上、予選を観て感じたことを書きました。

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