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‪私が初めて「プール坊主」と呼ばれたのは、私が中学二年の一学期でした。‬

‪私は当時それほど珍しくなかった丸刈り頭で、私の風貌を見たクラスメイトがそう言い始めたのがきっかけです。‬

‪体育の水泳の授業中、私がプールで泳ぐ様子を見たクラスメイトが「プール坊主」と言うようになりました。‬

‪私のいない所、影で言い始めたので直ぐには気付かなかったのですが、次第に面と向かって言われるように。‬

‪ある日、3名くらいのクラスメイトが教室の黒板に私を揶揄する落書きを笑いながら書いているのを目撃。‬

‪怒りを我慢を出来なくて彼らに殴りかかり、周りに止められ、仕方なく席に座り、机に塞ぎ込むようにして泣きました。‬

‪それがクラスの問題となり、それ以降あからさまに言われることはなくなりました。‬


‪そんな嫌な出来事も、30代になるとすっかり風化して「あんなこともあったな」程度の思い出に。‬

‪40代になり、ある事で失敗。‬
‪人生終わったと思った。‬
‪それまでの人生は終わりにして、別の人生を生きたい。‬
‪家族もいるし、本名での実生活は変えられない。‬
‪せめてネットでの名前を新しいものにして気分を変えたい。‬
‪どうせなら、今までで一番言われて嫌だったあだ名をネット名にして、人生終わったと思った最低ラインからやり直してみたい。‬
‪その思いから「プール坊主」を名乗るようになりました。‬


‪プール坊主としてTwitterやYouTubeをやり始めて早数年。‬
‪普段は馴染みの人と会話する程度。‬
‪たまに頑張って発言しても、閑散とした公園に向かって大声を出しているようなもので、「これ、誰か見てんのかな?」といつも思います。‬

‪しかし、先日の「プールサイドビアガーデン」では4組もの方から声をかけて頂きました。‬
‪今までは実感がありませんでしたが、一つのイベントに参加してこれほどの方に声をかけて頂けるとは思ってなかったので嬉しかったです。‬

「プール坊主」と名付けてくれたクラスメイト。
今となっては、よくぞインパクトのある名前を付けてくれたと感謝してます。


‪蛇足ながら、人生終わったと思い新しい人生のスタートラインに立ったつもりでいましたが、その後離婚を経験し、再出発の最低ラインさえ踏み外すという不甲斐なさ。‬
そそっかしい系の‪失敗や失態の数なら人並み以上かも。‬

‪願わくば、この私の経験を笑いに変えて、誰かを笑顔に出来れば嬉しいです。‬

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